取り組み事例/ESCO事業

パートナー企業との連携を通じた環境保全への貢献

ESCOを導入した済生会新潟第二病院

気候変動への取り組み

温室効果ガスの増加によって気候変動による影響が世界的に深刻化しており、2020年以降の温室効果ガス排出量削減などの新たな国際的枠組みが定められた「パリ協定」が2015年に採択されるなど、気候変動対策への社会的要望が高まっています。日本では、2030年までに2013年比で温室効果ガス排出量を26%削減するという目標を掲げ、経済界においては温室効果ガスの排出削減に向けて取り組みが進んでいます。

芙蓉リースでも気候変動対策を重要な社会課題と認識し、中期経営計画において「エネルギー・環境」分野を戦略分野として定め、事業を通じた解決に注力しています。ESCO事業もその中の一つに位置付けられ、当社の資金力、提案力、与信判断力等を活かしながら、様々な企業とのパートナーシップのもと取り組みを進めています。東日本大震災以降、再生可能エネルギーの活用や環境配慮型商品・サービスの重要性が高まっていることからも、当社はESCO事業を通じてお客様の省エネルギー活動をサポートするとともに、温室効果ガスの削減に貢献しています。

ESCO事業と芙蓉リースの役割

ESCO(Energy Service Company)事業とは、省エネルギー推進に必要な、技術・設備・人材・資金など全てを包括的に提供するサービスです。お客様はサービスを利用することで削減されたコストからESCO事業者に費用を支払うため、追加費用を負担せずに省エネを実現でき、将来的な経費の削減にも繋がります。また、事業導入による効果が得られなかった場合でも、お客様の損失を補償しています。

当社は、様々な分野の企業とパートナーシップを結び、ESCO事業者としてお客様の省エネルギー活動をトータルサポートしています。

ESCOサービス実施前:光熱費支出 → ESCOサービス実施後:お客様の利益 + ESCOの配当 + 返済分(金利 + 初期費用) + 光熱費支出

2017年度の具体的な取り組み

済生会新潟第二病院へのESCOサービスの提供

芙蓉リースは日本ファシリティ・ソリューション株式会社と共同で、済生会新潟第二病院にESCOサービスの提供を開始しました。

済生会新潟第二病院は、地域医療支援病院であり、地域の医療施設と緊密な連携をとりながら急性期病院として質の高い医療活動を行っています。各診療科では高い専門性を発揮した治療を行い、病状安定後は地域の診療施設に紹介する「地域完結型」の治療を目指しています。

同病院においては、熱源設備の老朽化を課題として抱えていた背景から、設備の入れ替えを検討していました。そこで熱源設備の単純更新にとどまらず、 ESCOサービスの導入を通じて、2棟ある建物の冷温水配管の統合や、空調用ポンプの制御等を行うことで、省エネ効果の最大化を図りました。また、LED照明の導入により、省エネ推進に加えて副次的効果として執務スペースを含めた院内環境の改善にも繋がりました。

今回のESCOサービスにおいて以下の目標値を見込み、エネルギー効率化を推進しています。

目標
一次エネルギー削減量 13,933GJ/年
(削減率 18.8%)
CO₂排出削減量 736t-CO2/年
(削減率 17.7%)
ESCOサービスで導入した空冷ヒートポンプチラー(空調用熱源機器)

Customer's VOICE

事務部長 木津 顕 様

済生会新潟第二病院では、約3年前に建物が築20年を迎えるにあたり、老朽化した設備の更新だけではなく、施設全体の見直しに協力してもらえるパートナーを探していました。

他社による提案は、目先の解決や小出しの内容ばかりでしたが、芙蓉リースと日本ファシリティ・ソリューションのESCOサービスは中長期的なスパンで施設全体の効率化・最適化を図り、またコスト面でも評価できる最良のプランであったため採用に至りました。

ESCO導入によって建物全体でのエネルギー効率化を実現し、環境への配慮にも繋がることを期待しています。4月に運営を開始したばかりで年間を通じた効果は未算定ですが、現場からは「機器管理が分かりやすくなった」、「LEDで照明が明るくなった」との声が届いており、今後の効果を更に期待しています。

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