脱炭素社会実現への貢献

脱炭素社会実現への貢献

CO₂排出削減を実現する様々なサービス提供により、お客様・社会の脱炭素化を実現

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 13 気候変動に具体的な対策を 17 パートナーシップで目標を達成しよう

当社は、2013年2月に初の太陽光発電所を開設して再エネ発電事業に参画して以降、お客様へのサービス提供を通じたCO₂排出削減を推進しています。また、2018年9月には日本の総合リース会社として初めてRE100に参画、2030年に当社グループのカーボンニュートラルとRE100との同時達成を目指しています。
「当社グループ」「お客様・社会」の両面から脱炭素社会の実現へ貢献していきます。

脱炭素化に向けたロードマップ

脱炭素化に向けたロードマップ 2012年度、お客様・社会の脱炭素化に向けて再エネ発電事業をスタート。2018年度、当社グループの脱炭素化に向けた取り組みとして再エネを推進するRE100に参加。2019年度、当社グループの脱炭素化に向けた取り組みとしてTCFDに賛同する。お客様・社会の脱炭素化に向けて再エネ100宣言・サポートプログラムをスタート。2020年度、お客様・社会の脱炭素化に向けてお客様に直接再エネを届ける「PPAサービス」とゼロカーボンシティ・サポートプログラムをスタート。2021年度、当社グループの脱炭素化に向けた取り組みとしてグループ本社の電力を実質再エネ化、2030年カーボンニュートラル&RE100を宣言する。2022年度、当社グループの脱炭素化に向けた取り組みとして社用車のEV・FCV化の本格化とCDP気候変動レポートでA⁻を獲得する。お客様・脱炭素化に向けた取り組みとして海外(英国)の洋上風力発電事業への参加。2026年度にまでに、当社グループでは脱炭素化の推進を行う。お客様・社会の脱炭素化に向けては、ビジネスを通じた脱炭素化への貢献、非財務目標を掲げて推進を行う。CO2排出削減貢献量:50万t-CO2/年 脱炭素に向けた資金投下額:5年間累計3,000億円 再エネ発電容量:1,000MW EV・FCV保有比率:30% 脱炭素ファイナンス取扱額:5年間累計120億円 2030年度に向けて、カーボンニュートラル&RE100達成(※スコープ1&2)を掲げる。

グローバルに広がる再エネ発電事業

グローバルに広がる再エネ発電事業 2013年 国内で太陽光発電事業を開始 2021年 米国の太陽光発電事業に参画 2022年 英国の洋上風力発電事業に参画 2023年 当社グループが手掛ける再エネ発電事業の発電容量が500MWを超える 英国:洋上風力発電事業(イングランド沖・スコットランド沖)英国:系統用大型蓄電池事業 EU:太陽光・風力・水力ファンド投資 タイ:太陽光PPAの合併事業 日本:再エネ発電事業約100サイト 台湾:太陽光発電事業ファンド投資 米国:テキサス州 太陽光発電事業 米国:太陽光・陸上風力ファンド投資

お客様の再生可能エネルギー導入をサポート

当社グループは、お客様の再生可能エネルギー導入促進に向けた切り札として、PPA(Power Purchase Agreement・電力販売契約)と呼ばれる、敷地や建物屋根などのスペースに当社が発電設備の所有、管理を行い、発電した電力を当該施設の電力使用者へ長期に有償提供する仕組みに積極的に取り組んでいます。

帝国繊維 鹿沼工場への屋根置きPPAの設置

帝国繊維株式会社 鹿沼工場の新工場建屋建設に当たり、屋根への太陽光発電整備設置を芙蓉リースが手掛けました。発電されたグリーン電力は同社の製造工程で活用され、同社の再エネ化に貢献しています。

サービスイメージ 芙蓉総合リース株式会社は、帝国繊維 鹿沼工場とグリーン電力供給契約を結び、帝国繊維 鹿沼工場に対して太陽光発電設備を無償で設置し運用・保守を行っている。帝国繊維 鹿沼工場は発電した電力を購入し、芙蓉総合リース株式会社に対して電力使用量に応じた料金を支払う。グリーン電力とは太陽光、風力、バイオマス等CO2フリーのエネルギー源で発電された電力のこと。

お客様の声

帝国繊維株式会社

帝国繊維株式会社 取締役副社長執行役員 岡村 建 様

弊社は防災事業を担う企業として温室効果ガス対策を重要課題と捉え、2030年迄にCO₂排出量30%削減を掲げて再エネ化を推進しています。芙蓉総合リースさんからは当社の課題解決に向けた提案を迅速に受けることができ、主力工場である鹿沼工場新工場建屋建設に併せ、屋根置きPPAスキームをお願いしました。本年7月から稼働開始することができましたが、更なる脱炭素化に向けた提案も頂戴しており、非常に感謝しております。今後も、良き事業パートナーとしてより一層の連携強化をお願いしたいと思っています。

営業担当役員より

芙蓉総合リース株式会社 常務執行役員 権田 正樹

帝国繊維様の経営課題である再エネ化のソリューションとして鹿沼工場への屋根置きPPAをお手伝いいたしました。同社は脱炭素化に向けたさらに高い目標をお持ちで、弊社は様々なシナリオのもと最も効果的な方策のご提案を今後も進め、お役に立てるよう尽力します。
常にお客様目線で課題に向き合い、トータルなご提案を迅速に提供できる社員の育成にも全力を傾け、お客様の持続的な成長の力になってまいります。

「EVモーターズ・ジャパン」への出資による先端EV技術の社会実装支援

株式会社EVモーターズ・ジャパン
コミュニティEVバス(2021年春発売)

2022年12月、商用EVに特化した開発・製造・販売を手掛ける株式会社EVモーターズ・ジャパンに出資しました。
同社は、電力消費とバッテリー劣化を大幅に低減する自社開発のモーター制御システムや、航続距離の課題を解決する軽量車両の開発などの技術を活用し、世界最高クラスの低電力消費率、バッテリー長寿命、安全性を兼ね備えた量産型の商用EVを開発しています。
当社出資は、量産組立工場の建設資金や、市場ニーズに的確に応えるための試作車両・デモ車開発等に要する研究・開発費等に充当される予定です。

森林ファンド出資を通じたカーボンクレジット創出

2023年7月、住友林業グループ傘下で米国の森林アセットマネジメント事業会社であるEastwood Forests, LLCが組成した総額600億円規模の森林ファンド「Eastwood Climate Smart Forestry Fund I」に日本企業10社の1社として出資しました。
マーケットや制度が先行している米国において、適切な森林管理を通じて質の高いカーボンクレジットを創出することを通じて脱炭素社会の実現に貢献するとともに、生物多様性の維持や水資源の保護など自然資本としての価値を高めていきます。

森林ファンドの仕組み 出資者は森林資産をもつファンドへ出資し、ファンドから現金分配やカーボンクレジットを分配をされる。ファンドは、木材需要家(製材工場など)に木材を販売し対価を受け取る。また、カーボンクレジット需要家(航空会社など)に対してファンドは、カーボンクレジットを販売し対価を受け取る。