株主・投資家の皆様へ

社会の解決と同時に、将来にわたっての利益の実現と持続的な成長を目指します

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2022年度からスタートした5か年の中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」も折り返しの3年が経過し、当社グループを取り巻く経営環境が大きく変化する中でも着実に進展しております。

ビジネス戦略においては、成長ドライバーの一つである「モビリティ物流」において、物流機器の販売・レンタルを手掛ける株式会社ワコーパレットを2025年3月に連結子会社化しております。物流領域における事業基盤の拡充に伴い、今後は「モビリティ物流」を「モビリティ/ロジスティクス」として再定義し、従来以上に専門性を高めながら、より機動的な事業展開を進めてまいります。ビジネス戦略を支えるマネジメント戦略においても、持続的な価値創造を支える組織・体制の強化を目的に積極的な人材投資を継続し、非財務目標である「人材育成関連費用(単体)300%(2021年度比)」を前倒しで達成するなど、確かな手応えを感じております。

2025年3月期の連結業績は、経常利益690億円、親会社株主に帰属する当期純利益453億円となりました。経常利益については前年度比増益、かつ中期経営計画で設定した中間目途値(640億円〜660億円)を上回る実績を計上しており、計画に掲げた経営目標の達成に向け着実に歩みを進めております。

なお、中期経営計画の各戦略につきまして、環境変化やこれまでの進捗状況・実績を踏まえ、より一層強化が必要だと判断される事業領域を中心に見直しを実施しております。

引き続き、社会課題の解決を通じて企業の持続的な成長を実現するCSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)経営を実践し続けることで「信頼され、常に選ばれる芙蓉リースグループ」を目指すとともに、計画に掲げた経営目標の達成に向け、グループ一丸となって邁進してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後ともより一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年5月
代表取締役社長
織田 寛明