株主・投資家の皆様へ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

この度の令和6年能登半島地震により、被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

2022年度からスタートした5か年の中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」も2年が経過しました。計画に掲げたビジネス戦略・マネジメント戦略ともに着実な歩みを進めております。

ビジネス戦略における成長ドライバーのひとつである「エネルギー環境」分野では、欧州を中心に再生可能エネルギー事業の拡大を進めるとともに、昨年10月には英国に現地法人を設立したことで、ビジネス領域の更なる拡大とスピーディーな対応を可能とする体制の強化に取り組んでおります。また、マネジメント戦略では、持続的な価値創造を支える組織・体制の強化を目的に積極的な人材投資にも取り組み、本年3月に高付加価値人材を継続的に創出するための研修施設「Fuyo Shared Value Creation Center」を開設いたしました。

業績面も順調に推移しています。2024年3月期の連結業績は、売上高7,085億円、営業利益600億円、経常利益684億円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は472億円となり、9年連続で最高益を更新いたしました。
中期経営計画の順調な進捗などが評価され、株式会社日本格付研究所(JCR)より取得している当社の長期発行体格付けが「AA-」に向上するなど、外部評価も着実に向上しております。

引続き、社会課題の解決を通じて企業の持続的な成長を実現するCSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)経営を実践し続けることで「信頼され、常に選ばれる芙蓉リースグループ」を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後ともより一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2024年5月
代表取締役社長
織田 寛明