健康と福祉における安心を創出

地域医療機関へのビジネスサポートを通じた「健康と福祉への安心の創出」

東北地域に特化したヘルスケアファンドを創設
地域医療機関へのファイナンス&ビジネスサポートを通じて、人の健康と福祉への「安心」を創出

3 すべての人に健康と福祉を 17 パートナーシップで目標を達成しよう

当社、七十七銀行、日本経営グループは、それぞれの知見、ノウハウおよびリソースを持ち寄り、地域の医療・介護事業者が直面する様々な経営課題に対して最適なソリューションを提供していくため、東北地方のヘルスケア分野を対象とした、本邦初の地域特化型ファンドを運営する「東北ヘルスケアサポート株式会社」を本年4月6日に設立し、4月28日に「東北ヘルスケアサポート第1号ファンド」を組成しました。

ステークホルダーの価値創造を実現するスキーム

当社グループはファンドを通じた資金支援だけでなく、グループが保有する芙蓉リースプラットフォームのサービスをフルに提供し、医療事業者の経営課題の解決を支援してまいります。
地域医療基盤の維持拡充による安心の提供、事業者においては経営課題の解決、当社グループにおいては新たな収益機会の獲得と、全てのステークホルダーに新たな価値をもたらす取り組みです。

東北地域の医療・介護事業者において、東北地域の抱える課題として生産年齢人口の減少や高齢化の進展があり、医療事業者の抱える課題として、高齢化に伴う後継者問題や老朽化施設の建替え等が挙げられる。それに対し、ファンドを通じた資金支援だけでなく金融サービスや七十七グループのネットワークを活用した各種サービスをもつ七十七銀行グループと経営コンサルティングノウハウをもつ日本経営グループとヘルスケア関連の商品・サービスをもつ芙蓉リースグループを通じて医療従事者の経営課題の解決を支援している。芙蓉リースグループが保有する芙蓉リースプラットフォームは、ファイナンス&ビジネスサポートを行っており、グループ・アライアンス先の商品・サービスをワンストップで提供している。経営ソリューション部門は、サナメディ(旧 日本医療機器開発機構) CBホールディングス JSHがある。機器・設備部門は、WorkVisionの電子カルテ、iPad問診・書類システム管理 アライアンス先がある。ファイナンス(施設の保有を含む)部門は、芙蓉リース アクリーティブの診療・介護報酬・債権ファクタリング、ヘルスケアBPOがある。撤去・運搬・処分・中古機器の買取・販売部門は、FGLサーキュラー・ネットワーク FUJITAの中古医療機器買取、残置物処分がある。BPO・省エネ・アメニティ部門は、インボイスの院内WEB通信環境の取り纏め、通信・公共料金の請求管理がある。全ての部門の下に、グループ会社・アライアンス先がある。

価値創造の目指す姿と非財務目標

医療介護事業者の経営問題への対応を通じて健康と福祉に安心を創出すること。
これらを重要な課題として取り組み、豊かな社会と健やかなひとの持続的な実現に貢献します。

非財務目標である医療・福祉マーケットの経営支援に資するファイナンス※FPSメディカル(アクリーティブの診察・介護報酬債権等ファクタリング)および事業承継に係るファイナンスの営業資金残高は、2022年3月の実績は233億円であった。2023年3月の実績は217億円、2027年3月の目標は560億円である。

お客様・社会の声

芙蓉リースグループの豊富な知識と幅広いソリューションメニューを活用し、地域が抱えるヘルスケア分野の課題と向き合い、お客様に寄り添っていきたい

株式会社七十七銀行

株式会社七十七銀行
コンサルティング営業部長(現 総合企画部長)
田辺 茂 様

本ファンドの立ち上げに際し、ヘルスケア事業者の実態に即した様々なソリューションメニューを提供できる「芙蓉リースプラットフォーム構想」に魅力を感じ、また理念を共有できるビジネスパートナーとして芙蓉リースさんにお声がけさせていただきました。3社共同出資によるファンド設立は、当行として初めての取り組みでしたが、芙蓉リースグループが提供できる価値や豊富な経験・ノウハウなどを丁寧かつスピーディーにご説明いただいたことで、行内の説明もスムーズにまとめることができました。人口減少や高齢化の進行は全国共通の社会課題となっております。本件取り組みが、全国のモデルケース・先行指標となり、地方創生や活性化に貢献できるよう、芙蓉リースグループと協力しながら取り組みを進めてまいります。

営業部門と専門部とが連携して、お客様・社会に価値を提供

当社グループでは、お客様との信頼構築を通じてニーズ把握を深める大企業・エリア営業担当者と、常に新しい知恵を出しながらソリューションをご提案する専門部・支援部・グループ会社とが連携して、ソリューションを提供しています。こうしたサービスを提供できる「ひと」を育成することは、当社グループの大切な価値創造の源です。

専門部(ソリューション提供)担当より

ヘルスケア・アドバイザリー営業部 次長 兵藤 弘幸

ファンド運営会社への出資参画は、当社として初の取り組みであり、社内外の皆さまの協力を得ながら一つ一つ課題をクリアしクロージングに至りました。
東北支店が七十七銀行様と深い信頼関係を構築していたこともあり、刻々と変化する状況にもスムーズに対応することができました。
地域特化型ファンドの運営で得られた知見を活かしながら、「超高齢社会に対応した事業者の課題解決につながるソリューションメニュー」を拡充・提供してまいります。

営業(東北エリア)担当より

東北支店 営業次長 畠山 宰

2018年、東北支店の存在意義と営業方針を「地域金融機関とのリレーション強化」と考え、グループ会社、本社専門部とともに社内PT「チーム東北」が発足しました。
地域金融機関が取り組む“地方創生”の事業パートナーとなれるよう、地道にリレーションを構築し、お客様の懐に飛び込み、常にお客様目線に立って「我々は何ができるのか」を考えてきました。
本件取り組みに留まらず、地方創生の理念を共有する地域金融機関の皆さまとともに、社会課題の解決に資する取り組みを継続してまいります。

営業担当役員より

東日本・中部エリア担当 常務執行役員 小平 岳

営業部門、専門部・支援部、グループ会社の各メンバーが、それぞれの立場で当事者意識を持ち、重層的なリレーションを積み重ねたことが案件成約の重要なポイントになったと感じております。
今回の成功体験が、営業担当社員の気づきとなり、更なる成長につながることを期待しております。「前例のない場所へ。」向かってチャレンジし続けられる環境を提供し、社員の更なる成長を後押ししたいと思っております。
芙蓉リース東北支店は昨年、開設50周年を迎えました。芙蓉リースグループのリソースを結集し、地域に根差し、地域の課題に目を向けた取り組みを継続することで、地方創生と地域の活性化へ貢献してまいります。