ヘルスケア

AT:アクセラレーティングトランスフォーメーション
市場トレンドを捉えた加速度的成長

※ 所属、肩書は2024年8月時点

主要なサービス

  • 医療・介護機器および施設のリース
  • 医療機関向け省エネ・エネルギーサービス事業
  • 病院・介護業務コンサルタント・BPO サービス
  • 診療・介護・調剤報酬ファクタリング
  • 事業承継ファイナンス
  • 中古医療機器買い取り・処分

Strong Point

  • 医療・介護機器や大型介護施設を取扱うリースや事業承継・再生ファイナンスに至る、幅広いサービスメニュー
  • 医療介護事業者の経営効率化に資する BPO サービスや、施設のエネルギー効率を高める ESCO・エネルギーサービス
  • 大病院からクリニックまで幅広い医療機関を対象とした、サーキュラーエコノミーに資する医療機器の買い取り・処分

Fuyo Shared Value 2026 の計画と2030年のありたい姿

2030年のありたい姿

3 すべての人に健康と福祉を
  • 医療、介護、調剤事業者が持つ経営資源(ヒト、モノ、カネ、時間、情報)の価値最大化をサポートし、国内の医療・介護の質の向上に貢献する企業
  • 医療・介護の課題解決(非財務価値)と市場トレンドを捉えた利益成長(財務価値)を高いレベルで実現する企業

Fuyo Shared Value 2026 の計画

  • 1.
    超高齢社会を見据えて、アライアンス先との連携により5年間で高齢者介護施設の新規提供室数1,330室の創出をサポートします。
  • 2.
    医療・介護事業者のステージごとの経営課題に対して、グループ会社やアライアンス先と連携してソリューションを提供し医療・介護DXを推進します。
  • 3.
    グループ会社のサービスサイトを通じて、医療事業者の経営課題の解決に役立つ幅広い情報の発信と適切なプロダクトの提供を行います。

2023年度の振り返り

新型コロナウイルス感染症への公費支援終了が見えつつある中で、厳しい経営環境が続いたヘルスケア事業者(病院・介護・調剤事業者)に対し、課題解決に資するサービスを提供し、前期並みの経常利益を確保しました。2023年に立ち上げた地域特化型ヘルスケアファンドについても第一号案件の出資を行い、地域の安定した基盤構築に貢献できました。高齢者介護施設の新規提供についても210室を提供しました。
また、芙蓉リースグループとして初めて一般社団法人日本病院会・一般社団法人日本経営協会が主催する「国際モダンホスピタルショウ2023」に出展し、ヘルスケア関連のソリューションを医療・介護事業者の皆様に提案しました。

財務

経常利益(億円)とROA(営業資産経常利益率)(%)のグラフ。営業資産残高 2023/3は879、2024/3は874である。2023/3の経常利益18億円、ROA(営業資産経常利益率)2.0% 2024/3の経常利益18億円、ROA(営業資産経常利益率)2.1% 2027/3(計画)は経常利益45億円、ROA(営業資産経常利益率)3.3%

非財務

2023/3

2024/3

2027/3目標

高齢者介護施設の新規提供室数

553

763

1,330

医療・福祉マーケットの経営支援に資するファイナンス(億円)

217

229

560

  • FPSメディカルおよび事業承継に係るファイナンス等の営業資産残高

今後の課題・対応策

課題

対応策

新型コロナ対応の金融施策終了後の資金支援

ヘルスケア事業者のニーズに対応した資金を提供

ヘルスケア事業者の恒常的な人手不足の対応

BPOサービスの人員強化およびDX化の推進

TOPICS

1. 次世代型介護ビジネスモデルの展開をファイナンス面でサポートし、地域における介護施設拡充による安心を提供

芙蓉総合リースでは、深刻な人材不足の介護業界において、①介護福祉士、看護師に加え、理学療法士、作業療法士等多職種採用によってケア品質の向上、②定期巡回・随時対応型訪問介護看護の活用による処遇改善加算によって介護スタッフへの待遇改善の2つを実現する株式会社ケンプロの運営する有料老人ホームの施設展開を地方銀行と連携し、地域における介護施設の充実をファイナンス面でサポートしました。

2. 業務のアウトソーシング利用により、事業拡大に伴う人材確保の課題を解決

アクリーティブでは訪問看護・介護事業者向け保険請求業務等のBPOサービスを本格的に開始しました。日本では高齢化に伴い訪問看護や介護の需要が高まっている中、事業者は深刻な人手不足に直面しています。
京都で長年訪問看護・介護サービスを展開している株式会社グリッドも事業拡大に伴う人材確保に課題を抱えていましたが、当社サービスをご利用いただくことで請求業務に係る負担が軽減し、利用者向けサービスに専念することが可能となりました。

3. 高エネルギー放射線治療器(リニアック)等の解体・搬出作業によるリサイクルの実現

FUJITAでは、超重量かつ難易度の高い技術が必要となる「リニアックの解体・搬出作業」を実施しています。リニアックは急性期医療機関の放射線管理区域内に設置してあり、解体の技術面に加えて放射線被ばく量を測定するなど労働環境面においても安全に配慮して対応しています。解体した機器の一部は放射性廃棄物として医療機関が適切に処分します。その他は鉄くず(マテリアル)部分も多く、リサイクルに繋いで、循環型社会の実現に貢献しています。